公開日 2025年08月28日
更新日 2025年08月28日
8月19日、20日に松くい虫対策会議を行い、専門家を含む委員の方々が、久米の五枝のマツの現状を視察しました。五枝のマツは、1か月で一気に枯れが進んでおり、樹木の専門家のからは「木全体の葉が赤くなっており、緑の葉が残っていない。他の植物と違い、一度枯れた枝から新たな芽が出てくることはないため、枯死に至る症状である」との見解が示されました。
現在は、赤くなった葉が枝に残っていますが、このままいくと2〜3か月後には、落葉し枝のみとなる可能性が高いと見込まれます。久米島町としては、今後、樹木医により枯死と判定された場合、天然記念物の指定解除の手続きを行います。また、今残っている姿を記録にとり、後世に残す作業及び将来的に五枝のマツの再生を目指すクローン松(接ぎ木等)の育成に取り組んでまいります。
天然記念物の登録解除後は、倒木、枝の枯損による落下の危険性があるため、木全体を伐倒することとなります。それまでの間、土帝君(拝所)に通じる木道は立ち入り禁止となります。
長年、久米島の象徴として親しまれてきた「久米の五枝のマツ」の姿が見られなくなるのは、町民にとって大変残念で惜しまれることですが、みなさまのご理解をよろしくお願いします。
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