公開日 2018年03月01日
更新日 2018年03月01日
大事な耕土が流れていませんか?
大雨の後、赤土が道路や側溝に流出して、河川や海が真っ赤に染まっているのを見たことはありませんか?
沖縄県内全域で河川・海岸への赤土の流出による自然環境への汚染は、水産業や観光産業にも悪影響を及ぼし、深刻な社会問題になっています。久米島町は沖縄県内で重点監視区分に指定されています。
農家にとって農地の土壌は、営農の基盤であり、農家にとって貴重な資源です。手間や費用をかけて作った良い土ほど粒子が細かくすぐに流れてしまいます。大雨で流されてしまっては、農家自身の損失も多大です。
農地だけではない!山林や漁場まで!
赤土流出による環境汚染は、河川や山林の希少生物、沿岸海域のサンゴ礁生態系に大きな被害を及ぼします。また海への流出は、周辺海域の生態系への影響やダイビングなどの観光産業への影響だけでなく、漁場まで汚染され漁獲生産や養殖業に大きな被害を及ぼします。
農家自身ができる対策として
- 側溝のふちギリギリまで耕さず、側溝に落とした土は拾い上げましょう。
- 機械の乗り入れなどで側溝を壊してしまったら、すぐに直す。
- 農地に防止版の設置やグリーンベルトの植栽を行う。
赤土流出防止をお手伝い!
久米島赤土流出防止対策協議会では、沖縄県の事業を活用し、農地からの耕土流出を防止するためのお手伝いを行なっています。申請により、対策を希望する農地で農家自身とともに状況を確認し、各農地に合った対策方法を決めていきます。(限られた対策方法なので、事前にご相談ください。)
農地の作物の収穫・植え付け時期には、土がむき出しの状態となるため、赤土が流出しやすくなります。赤土流出の可能性のある農地については早めの対策をよろしくお願いします。
申込み先
久米島赤土流出防止対策協議会(久米島町役場産業振興課内)
電話番号098-985-7134