国指定天然記念物「久米の五枝のマツ」の現状について(7/11)

公開日 2025年07月11日

更新日 2025年07月11日

先月、国指定天然記念物 久米の五枝のマツにおいて、松くい虫の被害が確認されました。

現在、国、県等の関係機関と連携、指導のもと、枯れの範囲が多い枝の切除を行っておりますが、現在、枯れの範囲が拡大しております。

町では、これまで薬剤の樹幹注入や薬剤散布など、松くい虫被害を防ぐ有効な対策となる、あらゆる手段を講じてきました。しかし老木である五枝のマツは、複雑な樹形に加え、幹や太い枝の空洞化により薬剤の吸収がうまくいかず、枝先まで薬剤の効果が得られにくい状態です。

松食い虫が侵入した場合、樹液が流れなくなり枯れてしまいます。残念ながら枯れた枝を回復させる対処法はありません。今できうる対策を樹木医、対策協議会、専門教授と確認し、指示を受けて作業を行っております。

今後とも、薬剤散布等、樹勢を考慮しながら、できる限りの対策を継続してまいります。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

お問い合わせ

久米島博物館
住所:〒901-3121 沖縄県島尻郡久米島町字嘉手苅542番地
TEL:098-896-7181
FAX:098-896-7182