公開日 2024年09月13日
更新日 2024年09月13日
救える命を救うために、救命技術を身につけよう!
久米島町消防本部では、町民のみなさまや事業所を対象に、心肺蘇生法やAEDの使い方、けがの手当てなど救命講座を開催しています。
大切な人や家族の命を救うため、応急手当講習会を受講し、救命の知識と技術を身につけましょう。
応急手当と救命処置の違い
突然のケガや病気におそわれた時に、家庭や職場で出来る手当のことを「応急手当」といいます。最も重篤で緊急を要するものは、心臓や呼吸が止まった場合です。心臓や呼吸が止まってしまった場合の対応を「救命処置(一次救命処置)」といいます。
救命の連鎖とは
傷病者の命を救い、社会復帰に導くために必要となる行動と一連の流れを「救命の連鎖」といいます。救命の連鎖は、「心停止の予防」「心停止の早期確認と通報」「一次救命処置(心肺蘇生とAED)」「二次救命処置」の四つの輪が重要であり、この四つの輪が途切れることなく素早くつながることで救命効果が高まります。
(1)心停止の予防(一つ目の輪)
小児の突然死の主な原因は、けが、溺水、窒息などがあります。成人は急性心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病の発症リスク低下で、突然死を未然に防ぐ事につながります。
(2)心停止の早期認識と通報(二つ目の輪)
反応のない人を見たら勇気を出し大声で応援を呼び、119番通報とAEDの手配を依頼し、救命処置を行いましょう。救命処置のやり方がわからない、又は忘れてしまった場合でも、携帯電話をスピーカーモードに設定することで、指令員から救命処置指導を受けられます。
(3)一次救命処置(三つ目の輪)
「一次救命処置(心肺蘇生とAED)」とは、心肺蘇生とAEDの使用によって、止まってしまった心臓と呼吸の動きを助ける方法です。
心肺蘇生で、「胸骨圧迫」と「人工呼吸」により、止まってしまった心臓と呼吸を補い、助ける方法です。心臓が止まり意識がなくなり、3~4分以上そのままの状態が続くと脳の回復が困難となります。AEDは心臓が突然止まり、心臓が震えた状態のとき、できるだけ早く心臓に電気ショックを与え、心臓の震えを取り除くこと(これを「除細動」といいます)がとても重要です。AEDは、電気ショックを行うための機器です。自動的に心電図を解析して電気ショックが必要かどうか判断し、音声メッセージで必要な対応を指示してくれますので、簡単に操作する事が出来ます。AED設置場所は、「日本全国AEDマップアプリ」から確認ができます。
(4)二次救命処置と集中治療(四つ目の輪)
二次救命処置は、救急救命士や医師が、薬や器具をなどを使用して心臓の動きを取り戻すことを目指します。
あなたの勇気ある行動で、救える命を救うために応急手当を受講しましょう。
応急手当講習 種類と内容
講習会名 | 講習時間 | 内容 |
---|---|---|
普通救命講習1 |
3時間 (約1時間のWeb講習受講で、2時間の実技講習になります) |
応急手当の基礎を、実技中心に学びます。 心肺蘇生法(主に成人を対象)、AEDの使用方法、異物除去、止血法等 ※修了証が交付されます。 |
救命入門コース |
約1時間 |
応急手当の入門編です。 胸骨圧迫(心臓マッサージ)、AEDの使用方法等 |
申込み・問合せ先
久米島町消防本部 警防課 救急班
TEL:(098)985-3281
FAX:(098)985-3942