公開日 2022年08月12日
更新日 2022年08月12日
令和3年度に原子力規制庁が実施いたしました調査結果を報告致します。
1.件名
令和3年度 久米島における環境調査
2.調査の目的
米軍による鳥島射撃場における劣化ウラン含有弾の誤使用問題に関し、鳥島に
最も近く、住民が生活している久米島において、住民の安全・安心のため、大気
浮遊じん、土壌、海水、海産生物のウラン分析を行うとともに、大気浮遊じん及
び土壌の採取場所において空間放射線量率測定を行い、劣化ウラン弾の影響がな
いことを確認する。
3.分析結果
分析の結果、大気浮遊じん、海水及び海産生物のウラン濃度は過去の調査結
果と同程度であった。土壌については、採取地点の変更により過去の調査結果
に比べて減少した値となった。しかし、いずれの試料においても、これまでに
得られている文献値と比べても同程度であった。これらの試料の234U/238U 放射
能比は約1 であった。
以上の結果から、久米島の大気浮遊じん、土壌、海水及び海産生物に劣化ウ
ランの影響は認められなかった。
4.測定結果
測定の結果、過去の調査結果と同程度であり、また、沖縄県内(うるま市、
那覇市、名護市、石垣市)における過去2 年間(令和元年及び2年度)の測定
結果と比べても同程度であった。
久米島町における環境調査(令和3年度)[PDF:2.01MB]
【参考】
〇規制庁HP:https://radioactivity.nsr.go.jp/ja/
・久米島における環境調査(平成25年度~):https://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/519/list-1.html#chapter-11
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